イチロー氏元通訳の人生変えたTV番組 米国からオリに送った“売り込みレター”
ウインターミーティングでイチロー氏の元通訳と再会
米大リーグのウインター・ミーティングが行われているサンディエゴのホテルロビーには、米国内外の野球関係者や各球団のGM、選手の代理人らが行き交い、野球関連のビジネスに携わる人たちの姿も見られる。その中で、なつかしい顔と再会した。【木崎英夫】
マリナーズで国際管理部長を務め、イチロー氏(マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)のメジャー1年目には通訳を担当した末吉英則氏だ。2000年から2013年まで同球団に籍を置き、その後はドジャース、日本コミッショナー事務局、西武でキャリアを積み上げてきた。現在は、映像データを提供する「SYNERGY SPORTS」社の野球部門で働いている。
「世界各地にオフィスを置く弊社のクラウドにWi-Fiでつなげば、データはもとより見たい映像にすぐPCやMacでアクセスできるというのが売りです。例えば、ある投手の一塁牽制を見たいとなれば編集した映像がポンと出てくるようになっています。契約するメジャー30球団では、スカウティングツールの一つになっていますし、ドラフト戦略においても重宝されています」
SYNERGY SPORTSは、今年9月にマイアミで開催されたU-18ワールドカップを主催する「世界野球ソフトボール連盟(WBSC)」とも契約を結ぶなど、ビジネスの裾野を広げている。
末吉氏が野球界とかかわるきっかけが実に面白い。