田中将大が実践する緊張との向き合い方　中学生投手に伝えた思考の整理術

「マー君ラボ」を都内で開講　野球教室で中学生の投手6人を密着指導

　楽天・田中将大投手が4日、中学3年生を対象にした野球教室「マー君ラボ　supportedミズノ」を都内で開講した。自身が選考した6人の投手を直接指導し、質問にも答えた。緊張や不調によって試合で思い通りに投げられない時の対処法を問われ、日頃の練習で必要な心構えやキャッチボールの大切さを伝えた。

　スポーツメーカー・ミズノのブランドアンバサダーを務める田中は、ミズノによる野球教室で講師を務めた。通常の野球教室と違い、田中自らが事前に映像を見るなどして選考した中学3年の投手6人を密着指導した。

　キャッチボールやブルペン投球、質疑応答コーナーで、田中は選手1人1人の悩みや課題にアドバイスを送った。その中には「試合で思い通りに投げられない時は、どうすれば良いですか？」「緊張した時の対処法はありますか？」と試合に臨むマウンドに関する質問があった。

　田中は「思うように投球できるのは、シーズン中に数えるほどしかありません。試合中に試行錯誤するので、練習から自分を知っておくことが大切」と伝えた。例えば、先発した試合の立ち上がりに、投球が一塁側にずれる傾向が強い時、練習で修正法を知っていれば、マウンドで混乱しない。