32本→15本、真価が問われる“3年目” 強打者への弟子入り&タフボーイ計画とは?
球団からは「お前が打ってくれないと勝てない」
オリックスの杉本裕太郎外野手が8日、大阪市内の球団施設で契約更改交渉に臨み、200万円増の7200万円でサインした(金額は推定)。昨年から共に打線の中軸を務め、この日レッドソックス入りした青学大時代の2年後輩・吉田正尚外野手に向け“ラオウ流”のエールを送った。
2022年。チームはパ・リーグ連覇、26年ぶりの日本一を達成したが昨季の本塁打王(32本)にとっては苦しいシーズンになった。開幕から極度の不振に陥り2軍落ちも経験。交流戦で復調し、日本シリーズではMVPに輝いたが105試合の出場で打率.235、15本塁打51打点に終わった。
打撃3部門で数字を落とすことになり「良い時と悪い時が激しいシーズンだった」と振り返り、球団からも「お前が打ってくれないと勝てない」と、主砲の自覚を促されたと明かす。リーグ3連覇、連続日本一を目指すチームにとって、元・4番打者の復活は必要不可欠だ。
この日、チームの主軸として活躍した吉田正のレッドソックス入りが決まった。来季はプロ7年間で通算打率.327、133本塁打467打点を記録した、大砲の穴を埋めなければならない。FAで西武から森友哉捕手を獲得したが、本人も「すごく頼もしいバッターなので、同じ中軸を打てるように」と、自覚は十分だ。