大谷翔平は「クレイジーなジョークを言う」 257発男が語る思い出「抱きついてきた」

大谷とは「クラブハウスでピンポンするのが楽しかった」

 大谷との一番の思い出はやはり“サイレント・トリートメント”だ。大谷は2018年4月3日(同4日)の本拠地・インディアンス戦でメジャー初本塁打。ベンチに戻った際にチームメート全員から無視されたが、大谷が最初に抱きついて反応を求めたのがキンズラーだった。

「あの時、僕のところに来て抱きついてきたんだ。『やめろって』という感じだった(笑)。素晴らしい思い出だね。クラブハウスでピンポン(卓球)をするのが、いつも楽しかった。本当にいい性格をしていて、いい奴なんだよ。あとクレイジーなジョークを言うね(笑)。意味はないけど、彼は笑い出す時があるんだ」

 イスラエル代表にはオリオールズで今季8勝7敗、防御率3.23をマークしたディーン・クレーマー投手、ジャイアンツのジョク・ピーダーソン外野手、ヤンキースのハリソン・ベイダー外野手らが参加。米マイアミでの1次ラウンドはプエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、ニカラグアと強豪ぞろいだが、キンズラーは「チームには闘争心もあるし、投手陣もいい。メジャーリーガーが15、16人くらいいるから、いい打者も何人かいる。人々がビックリするような活躍を我々ができればいいね」と番狂せを誓った。

 WBC初出場となった2017年は2次ラウンド敗退。2021年東京五輪では5位だったが、着々と力をつけている。キンズラー監督は、「過去にイスラエル代表が見せたプレーを続けること。精力的にプレーして、お互いを助けあう。そういうプレーを続けて、どういう結果につながるか注目している」とチーム結束を誓っていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY