株式会社斎藤佑樹「黒字です」 収入の増減は? 第2の人生の1年目は「120点」

元日本ハム・斎藤佑樹氏【写真:荒川祐史】
元日本ハム・斎藤佑樹氏【写真:荒川祐史】

1年目が順調だったのは周囲のおかげ、2年目の目標は「野球場を作る」

 会社をやるからには利益を出したい。斎藤氏は「黒字です」と明かし、ステークホルダーへの感謝、注目の収入についても正直に語った。

「予想以上でした。これだけたくさんの仕事をいただけて。こんなにうまくいくとは思ってなかったですし、でも、もっともっとできたんじゃないかという部分もあります。ただ、やっぱり本当にいろんな方々のサポートのおかげで、この1年間はうまく予想以上に、うまく過ごせたなと思います。僕の収入自体はそんなに……。現役時代より高くないです。会社の収益は野球未来づくりの資金にしていきます。事業として大切に考えていきたいですね」

 スケジュールは「ビッシリ。なかなか休みはないですね」という忙しい毎日だ。生活にも変化を感じているという。

「毎日、体を動かす生活ではなくなるので、体よりも頭が疲れるようになりましたね。食べる量も減らすようにしています。トレーニングはなるべく週3日。ベンチプレス、スクワットと大きい筋肉を鍛えるようにしています。体重は現役時代(75、76キロ)と変わらないですね」

 最後に会社1年目をあえて自己採点するなら……。現役時代同様、爽やかな笑顔を浮かべた。

「120点です。納得のいかないことはたくさんありますが、今年1年の総合的な点数としては、120点ですね。来年以降、まだやりたいことはたくさんあるので。それを1年1年積み重ねていけたらいいですね。今年は僕がずっと言葉にしている野球場を作るということをできなかったので。来年以降、少しずつ手をつけたらいいなと思います」

 2年目の目標もハッキリ。現役引退時から持っていた夢の実現へ、一歩ずつ着実に歩みを進めていく。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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