少年野球で“ボスママ”が及ぼす悪影響 監督、コーチの起用法に口出しする母親の正体

少年野球を悩ます“ボスママ”の存在
少年野球を悩ます“ボスママ”の存在

野球講演家・年中夢球さん…方針に口出す保護者は「チームをおかしくする」

 リトルリーグなどで約20年、野球の指導者として活動した人気の野球講演家・年中夢球(ねんじゅう・むきゅう)さんは、心に刺さる言葉で数多くの選手や保護者・指導者をメンタル面でサポート。時には涙する親もいる。少年野球と保護者の問題で表面化しているのは“ボスママ”の存在。指導者に注文を付け、他人の子にも干渉する母親がチームに悪影響を及ぼしている。解決策はあるのだろうか。

 チームの指揮を執る監督、子どもたちを指導するコーチがいるにもかかわらず、方針に“口出し”をする保護者、特に母親が問題視されている。母親の中でも、自分が言いたいことを言って、周囲に圧をかけている。“ボスママ”の存在は不要だと言っていい。

「結局、自分の子の地位を上げるためにやってる人が多いです。要は自分の子は『こんなにうまいのに……』『こんなに頑張っているのに……』っていう、何か理由をつけて、自分の子を守りたいだけなんです。子どもはそんなことを全く望んでいないのに。過保護を通り越して過干渉です。過干渉は子どもが望んでいないのにやってしまうことです」

 指導者と保護者の役割のラインは、絶対に飛び越えてはいけないとも年中夢球さんは強調する。ベンチからポジションの指示や打席への声掛け。本人は応援のつもりかもしれないが、子どもたちは大人の声に戸惑ってしまう。

「指導や選手起用、練習内容もそう。スタメンや背番号……一人の親がそれを言い始め、次々に言い出してしまったらチームがおかしくなるじゃないですか。指導者の権限であって、そこに不満があるんだったら『移籍した方がいいです』という話もしますね。チームの方針なのですから」

 なぜ、過干渉が生まれるか。年中夢球さんは「結果を求めているから」と指摘する。大人の勝ちたい“欲”が、チームを壊し、周りに迷惑をかける。

“ボスママ”を抑えるには、方針を曲げない指導者の力が必要

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