前半戦5位からなぜ日本一? 吉田正尚の穴も補えるかも…オリが誇る“最大の強み”

吉田正尚が抜け打撃力ダウンは必至も…問題なし?

 主砲の吉田正尚外野手がレッドソックスへ移籍するなど、今季は打撃面での戦力ダウンが見込まれる。チーム史上初の3連覇へ向け、投打ともに更なる充実が求められるシーズンとなるが、投手陣に関しては心配は必要なさそうだ。

 山本には、長い日本のプロ野球史で金田正一氏しか達成していない3年連続の沢村賞がかかる。山崎颯、宇田川は初めてのフルシーズンを迎える。ドラフト1位ルーキーの曽谷龍平投手の活躍にも注目だ。アマチュア球界No.1左腕と評される即戦力ルーキーは、開幕ローテーション入りを果たしセンセーショナルな活躍を挙げることができるか期待したい。

 そして、日本人選手史上4人目の日米通算250セーブ、そして「名球会」入りへ残り“29”と迫った平野佳は、念願の金字塔を打ち立てることができるか。NPB復帰1年目の2021年は29セーブを挙げており、今季も同様のパフォーマンスを見せることができれば、シーズン中に到達する可能性は十分にある。円熟味を増す屈指のクローザーの活躍にも、目が離せない。

(「パ・リーグ インサイト」村井幸太郎)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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