プロ0勝でも…球団と新庄監督の「意見が一致」 田中正義を“6年越し”で獲得した背景
創価大時代に日本ハム2軍を圧倒「あの頃のようなボールを…」
魅力は188センチの長身から投じられる角度のある直球。さらに「カット、フォークも全て非常に素晴らしい。昨年もファイターズとの試合で投げましたけど、素晴らしい球を投げていたという印象です」と高く評価。新庄剛志監督も映像を見たそうで「球団として田中選手と決めて、ボス(新庄剛志監督)に話をもっていったんですが、ボスからもぜひ田中選手でとそこの意見が一致した」と“指名”に至った経緯を説明した。
創価大4年時の2015年には日本ハム2軍との交流戦に登板し、プロ相手に最速153キロをマークし、5回7奪三振の好投を見せたこともある。「あの頃のようなボールを投げられるように頑張ります」と笑ったが、心機一転、復活への思いは強い。
「評価してもらえることって本当にありがたいですし、感謝しています」と噛みしめると、悲願の初勝利へ「4月中にできるようにと目標を掲げて自主トレしていたので、そこをまず達成できるように頑張りたい」と誓った田中正義。北の大地で、背番号「26」で切る再スタート。日本ハムの6年越しの思いに応えるために、結果で示すしかない。
(町田利衣 / Rie Machida)