関西弁で「怒られているような感覚に」 都立高からドラ9入団の右腕が浴びた“洗礼”

親友・宗佑磨との出会いも…寮生活は当初ストレスの連続

 当時は、現在ある大阪・舞洲の球団寮ではなく、ほっともっとフィールド神戸の近くにあった寮に入った。イチローさんが入団した時にもあった、歴史のある寮でそれほど新しくはなかったが、ちょうど良い田舎でとても過ごしやすかった。免許を持っていない僕と宗は自転車を購入し、よく周りを走りにいった。

 初めての寮生活で、家族以外の人と生活するのは最初はやはり相当ストレスがあった。関西弁の人と話すと、普通に話していても怒られているような感覚にもなった。ただ寮生活に慣れてくると宗や、仲良くして頂いた先輩と部屋でゲームをしたり、楽しく過ごしていた。

 ちなみに関西弁は当時怖いと感じていたが、今になっては関西弁の方が温かみを感じる。慣れると居心地が良くなるのは不思議なものだ。

 オリックスというチームは投手力のチームだと思う。僕が入団した時は先発に金子(千尋)さん、西(勇輝)さんがいて、リリーフにも平野(佳寿)さん、佐藤達也さん、岸田(護)さん、馬原(孝浩)さん。12球団でもトップクラスだったように感じる。

 そして今はメンバーが変わり、(山本)由伸をはじめ山岡(泰輔)さん、宮城(大弥)などの先発にリリーフとして阿部(翔太)さん、平野さん、(山崎)颯一郎、宇田川(優希)などがいる。どんな時も引っ張っていってくれるすごい投手がいることで、チーム全体がついていく感じがするのがオリックスだと思う。

 チーム全体で仲が良く、どんなことも質問できる環境になっているのも、全体として上がっていける理由なのではないかと思う。

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