子どもが野球を始める時にいくらかかる? 必要な「用具9点」&注意すべき点は
スパイクはジャストサイズ、ユニホームなどウエアは成長を見越して購入はOK
9点の総額は4万5500円となる。野球を始める小学校低学年では、グラブはオールラウンドが主流となっており「捕手をやる場合はキャッチャーミットが必要ですが、内野、外野、投手用などの概念は持たなくても大丈夫です」とアドバイスを送る。
この中で気を付けてほしいのがスパイクだという。子どもは足のサイズが1年間で大きく変わってくる。それでも、大きめのサイズ購入は勧めていない。
「親御さんの気持ちは分かりますが、ジャストサイズでお願いしたい。ぶかぶかのサイズはプレーにも支障が出ますし、怪我にもつながる。子どもが楽しく野球を始めるために、そこは我慢してほしいところです」
一方である程度の成長を見越して、購入しても問題ないのがユニホームなどのウエアだ。スパイクに比べると、プレーへの影響は少ない。その他に、初期費用を抑えてもらうためバットは価格が安いものを勧めている。
近年は4万円もする高額な複合バットが注目されているが「まずは自分で操作できるバットがいいですね。ボールに当たらないと面白くない。飛距離などは考えず、軽くて全力で振れるもの。6000円台のバットでも十分です。今はチームで準備している所もあるので、購入前に調べておくと無駄な出費は減らせると思います」と話す。
初期費用を抑えても、野球を始めるには約4万円はかかる計算になる。道井社長は「一式揃える費用としては決して安いとは言えない。カテゴリーを上げていくなかで、グラブ、バットなどに興味を持ってもらえれば。まずは道具を大事に使ってほしい」と、野球を始める子ども、保護者らにアドバイスを送っている。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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