巨人・岡本和真も推奨「大人でも楽しい」運動遊び 子どもに伝えた自然と体を動かす工夫
小林誠司が「もっともっと外で遊んでほしい」
この「JUMP-JAM」には他にも子どもが楽しみながら、体を動かせるメニューが多数そろっており、野球だけでなく、スポーツの指導者は必見だ。また、小林や女子選手の2人はボールの投げ方を指導。島野が「トン・トン・クル」のリズムに乗り、ボールを持った右手で“トン・トン”と頭を軽くたたき、“クル”でボールを投げるコツを披露すると、子どもたちも上手に投げられるようになっていた。
岡本は「みんなパワフル。一緒に遊ぶことができて、楽しかったです。でも疲れました」「大人でも楽しい」と全力で子どもたちと遊んだようだ。小林は自分の子どもの頃を振り返りながら「今の時代って家の中で携帯ゲームとかすることもあると思うけど、それよりも、もっともっと外で遊んでほしいなというのが僕の気持ちです」と伝えると参加者は真剣に聞いていた。
夢中で走り回った参加者の子の言葉が、全てを物語っていたように思えた。
「ジャイアンツの選手と一緒に遊べて楽しかった。野球が少しわかってきたので、野球選手になりたくなりました」
最後は選手たちがアーチを作ってお見送りした。一生忘れない思い出が心に刻まれた。子どもたちと同じ目線に立って、寄り添う心が未来のアスリートを育むきっかけとなる。