球数に余裕があっても迷わず降板 少年野球日本一の監督が語る「投手交代の目安」

滋賀・多賀少年野球クラブの辻正人監督【写真:伊藤賢汰】
滋賀・多賀少年野球クラブの辻正人監督【写真:伊藤賢汰】

複数ポジションが基本 3日間の遠征は全選手が投手と捕手

 球数に余裕があっても、コントロールを乱し出した投手を迷わず降板させる。そして、「もう1イニング投げられる体力を練習でつけていこう」と声をかけるという。

 辻監督は、選手が複数のポジションを守れる指導を基本としている。1月上旬の3連休に東京へ遠征した際には、3日間で計10試合をこなしたが、全ての選手が投手と捕手を経験した。肩や肘に負担がかかるポジションに特定の選手を固定せず、怪我のリスクを可能な限り回避している。

 また、東京遠征では体をほぐし、血流を良くする意識を選手に徹底した。1日の終わりには宿舎でゆっくりと湯船に浸かり、翌朝も風呂に入ってから試合に臨んだ。

 スポーツをしている以上、プレー中の衝突など避けるのが難しい怪我はある。だが、故障を防ぐ知識や指導は監督やコーチに不可欠となる。

(First-Pitch編集部)

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