強豪校の監督は中学生のどこを見る? 技術に加えチェックする意外な”重要ポイント”

神戸国際大付・青木尚龍監督【写真:橋本健吾】
神戸国際大付・青木尚龍監督【写真:橋本健吾】

神戸国際大付・青木監督「自らアクションを起こす選手はいい」

 第95回選抜高校野球大会は3月18日から甲子園球場で開催される。高校野球の監督たちは毎年のように、一緒に全国の舞台を目指す有望選手を探している。中学球児の保護者も気になる部分だろう。兵庫の強豪、神戸国際大付で指揮を執る青木尚龍監督はどんなことをポイントに中学生を見ているのだろうか。プレー以外の人間性も大きな要素になるという。

 今大会は惜しくも出場を逃したが、甲子園に春夏通算8回の出場を誇る神戸国際大付。2021年には春夏連続出場を果たし、選手権大会ではベンチ入りメンバーを惜しみなく起用。ベスト8まで勝ち上がったのは記憶に新しい。

 今年で監督生活33年目を迎える青木監督は「個人的にはキャプテンシーを持っている子」と、中学選手を見る時のポイントを挙げる。グラウンド内で積極的に声を出し、何事にも動きの早い選手は否が応でも目に留まるという。プレー以外には、監督が集めて行うミーティングにも注目しているそうだ。

「円陣で前にいる子ですね。ああいうのは本人もわざとやっている。監督の正面で『俺を見てくれ』とアピールしたり、自らアクションを起こしたりする子はいいよね。高校に入っても前向きで明るく、どんなことがあっても練習できるイメージがある。逆に後ろにいる子は色んな意味で損してるんじゃないかな」

食事をおろそかにすると…土台が築かれず怪我にもつながると指摘

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