女子ソフトに新たな“風” 五輪金メダル指揮官が高校監督に就任「強いだけではダメ」

「楽しんで、ワクワクした思いを持ってトライしてほしい」

 青森・弘前中央高出身の齋藤氏。自身の青春時代を振り返れば「好きなものに取り組んでいたな」と思うことがある。その経験も踏まえて「恐れずに挑戦していこうという指導を貫きたい」と言う。

 春の選抜大会に10回、夏のインターハイには12回の出場(2018年には8強進出)を誇る花巻東の女子ソフトボール部だが、齋藤氏の下で強化は進む。「常に上を目指したいですね。選手を信じて信頼して取り組んでいきたい。しかし、それだけではない。勝利至上主義という言葉がありますけど、強いだけではダメだと思っています」。

 その前提にあるのは“人間形成”だ。「何をしても勝てばいいというわけではありません。人間作りを含めて取り組む中で、最後に結果として『強いチーム』になってくれればと思っています。個々の力はそれぞれに違うものです。一番はソフトボールを楽しんで、ワクワクした思いを持ってトライしてほしい。諦めない気持ち、好奇心や一致団結など、いろんなキーワードが出てくると思いますが、チームのストロングポイントと個々の力が生かされるチーム作りをしていきたいと思います」と決意を示した。

 進化という名の「変革」を求められる時期もあるはず。その時流に順応しながら、時代に合ったチーム作りも目指す。『齋藤監督』の船出は、長かった冬を越えた東北の地でも春の息吹を感じる今年4月だ。

(佐々木亨 / Toru Sasaki)

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