激戦区・神奈川を勝ち抜く鍵は? 日大藤沢・山本秀明監督が選手に求める“本気の熱”

日大藤沢は16年間甲子園から遠ざかっている【写真:大利実】日大藤沢は16年間甲子園から遠ざかっている【写真:大利実】

「本気」にならなければ道は拓けない

 では、指揮官が考える本気とは――。

「現状に言い訳をしない。限られた時間の中でも妥協しないで、詰めるべきところを詰めていくこと。ここ4~5年ですかね、そこを考えるようになりました」

「ここ4~5年」とあえて言うのには、理由がある。「それ以前は、『練習時間が足りない』『いい選手が獲れない』とか、私自身がいろんな言い訳を考えていました。気持ちが後ろ向きだった。でも、そういう監督の熱は、選手に必ず伝わる。何がきっかけで変わったかは自分でもわからないですが、どんな環境でも、『いい方向に転換できないか』と考えています」

「本気」というキーワードをよく使っていたのが、山本監督が大きな刺激を受けている門馬敬冶監督(現・創志学園監督)だ。2021年夏まで東海大相模の監督を務め、全国制覇4度。日大藤沢は『打倒・相模』を掲げ、毎年のように練習試合を組んでいた。2019年夏の決勝で戦い、1-24の完敗を喫したこともあった。

「門馬さんが指導していたときの相模の走塁は、本気で次の塁を狙う姿勢が伝わってきました。うちはまだまだそこまでに達していない。指導者に言われているから、次を狙っている状態。これだと、確実にワンテンポ遅くなる。夏に向けて、次を狙う意識をどこまで詰めていけるか。そこは、野球の上手い下手ではなく、意識ひとつで変わっていくところです」

全国V4度、門馬敬冶監督から受けた刺激…現在も連絡を取り合う

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