大谷翔平が誰よりも最初に挨拶 気心通じた“裏方”の覚悟「楽しんでいる場合じゃない」
国際大会は4度目…選手が「普段通りやってもらえるように」
武器は、国際大会の経験だ。2015年のプレミア12、稲葉篤紀現日本ハムGMが初の代表監督を務めた2017年のアジアチャンピオンシップ、そして2021年の東京五輪にブルペン捕手として参加。「これだけ代表に呼ばれているとスタッフとの打ち合わせも円滑に進む。短い時間でコミュニケーションも進む」と強みにする。
今回、選出されたメンバーは大谷と一緒にプレーした経験がない選手ばかり。大谷本人も「まずは顔と名前をしっかり覚える」と話していた。梶原さんも「初めましてだったらお互いに気を遣う。普段通りやってもらえるようにやりたいな」と選手同士のコミュニケーションにも一役買うつもりだ。
チームはこの日から、吉田正尚外野手(レッドソックス)が合流。最後の1ピースが揃い、全選手が集まった。いよいよ9日のWBC初戦まで残り2試合。「僕たちは何があってもやることは変わらない。とにかく勝たないと。絶対勝たないといけないと思うので」。一致団結するのは、スタッフも同じだ。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)