無念の辞退から6年 大谷翔平のWBCにかける積年の思い「優勝できればこれ以上ない」
栗山監督と共に頂点へ「特別な思い」
WBC1次ラウンドの球数制限は65球。初戦で投手としての貢献は限られるが、今大会から「大谷ルール」が採用。降板後も指名打者として出場できるのは侍ジャパンの大きな武器となる。
「自分のプレースタイル。投打ともチームに必要であると思われているのであれば、もちろん出たいなと思っています。明日まず投げるのは初めてなので、そこから入って、攻撃もしっかり参加したいなと思います」
この日、栗山監督は大谷の打順についての明言はなかった。それでも、メジャー屈指の強打者を上位打線で起用しない手はない。大谷自身も二刀流の生みの親でもある指揮官への思いは熱い。
「お世話になった監督なので、こういう舞台でできるというのは、特別な思いですし、一緒に優勝できれば、これ以上ないかなと思います」
ダルビッシュ有が胴上げ投手となった2009年WBCはまだ中学生。悲願の世界一へ、二刀流が全力で駆け抜ける。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)