元燕戦士が女子ソフトで“ガチ対決” 「野球とは違う迫力」競技普及を願うワケ

昨年限りで引退した坂口智隆氏(左)とシオノギ・主将の横野聖奈【写真:橋本健吾】
昨年限りで引退した坂口智隆氏(左)とシオノギ・主将の横野聖奈【写真:橋本健吾】

坂口智隆さんが女子ソフト「シオノギレインボーストークス兵庫」に“体験入部”

 大谷翔平投手(エンゼルス)、ダルビッシュ有投手(パドレス)ら世界トップレベルの選手が参戦したワールドベースボールクラシック(WBC)に、日本中のファンが熱狂している。とはいえ、日本の“お家芸”は野球だけではない。2021年東京五輪で金メダルを獲得した女子ソフトボールも世界に誇る競技の一つだ。近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーして通算1526安打をマークし、昨年限りで引退した坂口智隆氏は日本スポーツ界の発展を願い、様々な競技を体験し普及活動を続けている。Full-Countでは坂口氏の「第2の人生」に密着していく。

 現役時代から女子ソフトボールに関心を持っていた坂口氏は今回、地元・兵庫を本拠地とする「シオノギレインボーストークス」を訪問。全体練習にも参加し「野球とは違う迫力があって、スピード感もある」と、改めて競技の魅力を実感した。

 女子ソフトボールは残念ながら2024年のパリ五輪は野球と共に競技から外れ、復活が期待される2028年ロサンゼルス五輪に向けて動き出している。競技人口減少などの課題もあるが、少年少女たちの“夢”をつなぎとめるため野球界とソフト界が力を合わせることが求められている。

 野球・女子ソフトの“五輪復活”に向けて坂口氏は「どれだけ知ってもらえるか。プレーの凄さは前回の五輪などで認知してもらっている。『僕も、私もやってみたい!』と次の世代にアピールできるかどうか。これは僕も含め大人たちの役目だと思っている」と語る。

野球にあってソフトボールにない“聖地”の存在

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