藤浪晋太郎「打たれてもいいや」 5四死球も「良し」…“制球難”解消の特効薬
メジャーデビューへ順調、食生活も「困ることはなかったです」
100マイル近い剛速球にスプリット、スライダーとボールに力はある。5四死球を与えながらも無安打に封じたのは、その証拠だろう。「今日はいいイニングが多かったので良かったと思います。4回がなければ言うことはなかったんですけど、修正できたので。今日はオープン戦だったので、とりあえず“良し”とします」と自己評価した。
グラウンド外でも順調にアジャストしているようだ。食生活では「困ることはなかったですね。結構いろんな食事がありますので。和食にイタリアン、中華も。色々とありますので、困ることはなかったです」と言い切った。コッツェイ監督は「間違いなく準備はできている。順調に進んでいると思う」と目を細めた。
デビュー戦では大谷翔平との同学年対決が期待される。それでも、藤浪は地に足をつける。「(大谷の)1人だけじゃないので。いい選手がいっぱい並んでいる。そこだけ集中しすぎて、他が散漫になっているようでは話にならない。もちろん楽しみですし、楽しみにしてくれる方もいらっしゃると思うので頑張りたいなと思いますけど、そこだけじゃないので」とも言った。大きな注目にもナーバスになりすぎず。これがメジャーで活躍するためのポイントなのかもしれない。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)