藤浪晋太郎「打たれてもいいや」 5四死球も「良し」…“制球難”解消の特効薬

メジャーデビューへ順調に調整を進めるアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:小谷真弥】
メジャーデビューへ順調に調整を進めるアスレチックス・藤浪晋太郎【写真:小谷真弥】

4月2日エンゼルス戦デビューが決定「本当にチャレンジになるので思い切って勝負したい」

 アスレチックスの藤浪晋太郎投手が開幕2戦目、4月1日(日本時間2日)の本拠地・エンゼルス戦でメジャーデビューすることが25日(同26日)に決まった。オープン戦では5試合に登板して3勝0敗、防御率3.86。25日(同26日)のブルワーズ戦では6回で5四死球を与えたものの、無安打2失点に抑えた。メジャーデビューへ向け、「本当にチャレンジになるので思い切って勝負したい。投げる喜びを感じながら思い切ってプレーできれば」と前を向いた。

 1月の入団会見では「Call me Fuji」などと80秒の英語スピーチが話題になった。キャンプ中はチームメートと英語で積極的にコミュニケーション。「まだまだ英語を話せないです。なんとなくしか伝えられていないので、苦労することが多いですけど、みんな良くしてくれます」。藤浪によれば、英語の聞き取りはOK。発信については「何とか中学生、高校生が習う単語を並べておけば、向こうも拾ってくれるので。話そうとする姿勢が大事なのかなと思います」と、うなずいた。

 投球でもこの“アバウト思考”がいい結果に結びついているようだ。この日の最終調整登板では4回に1イニング4四球の大乱調。それでも5、6回は立て直して2イニング連続で3者凡退に抑えた。「球数が増えるよりは、ある程度、ボールカウントが悪くなったら、スッとゾーンに投げて。最悪打たれてもいいやぐらいの感じで投げたのは多少ありました」。

メジャーデビューへ順調、食生活も「困ることはなかったです」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY