気温10度で最速162キロ 大谷翔平が気迫のギアチェンジ、WBC後遺症どころか「プラス」

アスレチックス戦で好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アスレチックス戦で好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

4回1死二、三塁の大ピンチで最速162キロ、2者連続三振に「いい球が多くいっていた」

■アスレチックス 2ー1 エンゼルス(日本時間31日・オークランド)

 エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、敵地で行われたアスレチックスとの開幕戦に「3番・投手」で投打同時出場し、6回2安打無失点と好投した。毎回10奪三振の力投を見せたが、救援陣が逆転を許して初勝利はお預け。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一奪回から9日。一部で心配されたWBC後遺症どころか、WBCによる効果を感じさせる快投を見せた。

 両軍無得点の4回1死二、三塁。大谷がギアを一気に上げた。強気のフォーシーム攻め。最速100.7マイル(約162.1キロ)で2者連続三振に仕留め、雄叫びを上げた。

「真っ直ぐ自体の調子は良かったんじゃないかなと思う。あのシチュエーションは指にかかって、いい球が多くいっていたので。スライダーでもスプリットでも良かったですけど、一番可能性の高い球を自分で選択して投げました」

 勝負どころでのギアチェンジ。WBCでの胴上げ投手の経験があったからスムーズに出来たのかもしれない。試合後、大谷はWBC出場したことによる好影響を口にした。

「開幕投手は特別なことではあるんですけど、感じ的にはWBCの最後クローザーでいった時の方が緊張はしていた。ああいうシチュエーションをなるべく早いスプリングトレーニングの期間中にできたのは、僕的にはプラスじゃないかなと思います」

「WBCの舞台で気持ちも上がる、出力も出る場面をこなせたのはプラス」

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