人生変えたダルビッシュとの“延長11回” 20年経っても消えぬ記憶「2回負けるのはダメ」

ダルビッシュは「常に気にしていた存在。凄い刺激になっている」

 延長戦の末に敗れはしたが、反応は大きかった。「今になって分かりますよね。“あの時の投手”と言われる。凄い試合をしたなと。当時は色々な方に声をかけて頂いた。実際、監督になれたのも、そういう部分もあったかもしれない」と感謝を口にする。

 当時のライバルは、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」の投手陣をまとめ、3大会ぶり世界一に大きく貢献した。現在もメジャーで活躍する姿に「常に気にしていた存在だったので、凄い刺激になっています。私はプレーヤーではないですが、彼に負けないように指導者として高校野球の世界で頑張っていきたい」と力を込める。

 甲子園という大舞台でダルビッシュと投げ合ったことは、かけがえのない思い出になった。「やっぱり甲子園は素晴らしいところ。夢があり、目指すべき場所だと思っています。一度は体験させてあげたい」。次は監督の立場で子どもたちを“聖地”に連れていくことを目標に掲げている。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

少年野球指導の「今」を知りたい 指導者や保護者に役立つ情報は「First-Pitch」へ

 球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。

■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY