開幕ダッシュはシーズンに影響なし? 混戦気配のパ…昨季の“月別勝率”で見る転機
9~10月はオリックスが勝率1位…投手陣が大奮闘
8月は、直近の2か月では黒星が先行していたソフトバンクが、3か月ぶりに月間勝率首位へと返り咲いた。7月には中継ぎとして登板していた武田翔太投手が、4試合に先発して2勝を挙げている。
9~10月は、勝率.619のオリックスが1位に輝いた。エースの山本由伸投手が4勝0敗とさすがの成績を残しただけでなく、救援陣も奮闘。ポストシーズンでも鮮烈な印象を残した山崎颯一郎投手、宇田川優希投手はともに10試合に登板し、それぞれ防御率0.60、0.00を記録した。
月別の成績を見ていくと、1年を通してそれほど勝率が上下しないチーム、振れ幅が大きいチームと、それぞれ特色があることがわかった。さらに、2022年のパ・リーグにおいて、ペナントの最終順位と月間勝率の順位が一致する月は存在していない。ここに、143試合という長丁場を戦うリーグ戦のおもしろさが表れている。2023年シーズンも始まったばかり。今後どのような展開が待っているのだろうか。
(「パ・リーグ インサイト」吉村穂乃果)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)