日本一直後に異例の“リーグ転籍” 中学硬式チームが求めた「選手の成功体験」
リエントリー制度で「一芸に秀でた選手を躊躇なく試合に出せる」
ポニーの大会は一発勝負のトーナメントではなくリーグ戦が主で、先を見据えた選手起用が可能。一度ベンチに戻った選手が再度出場できるリエントリー制度(先発9人に限る)もあり「代打、代走、守備、リリーフと一芸で勝負できる選手も躊躇なく試合に出すことができる」と井戸総監督は説明。選手起用の幅は広がる。
複数のチームを持ち、練習を行うことで「普段は大人しかった選手がリーダーシップを取るようになった」と、メンタル面での変化も実感している。出場機会が増えれば、有望株を求める“高校スカウト”へのアピール機会も自然と増えるだろう。
全国のクラブチームには、高い部費を払っても試合に出場することなく中学3年間を終える選手も多く存在する。関メディの育成方針は高校、大学、社会人で通用する選手を育成すること。新たな挑戦に注目が集まる。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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