大谷翔平の相棒は誰にすべき? 番記者が「相性が良かった」と推す“最適解”
エンゼルスは「守備的な捕手を望んでいたと思う」
ボリンジャー記者はサンチェスの獲得に至らなかった理由を「フィットする可能性があったが(エンゼルスは)守備的な捕手を望んでいたと思う」と推測する。
確かに今季、エンゼルスの捕手はオハッピーが打率.283、4本塁打、OPS.886。マット・サイス捕手も19試合で打率.304、OPS.802とまずまずの打撃成績を残している。ウォラックも.267、2本塁打だ。ここに加えるには、サンチェスは不適当だった。「守備があまり良くないし、今年は打撃も調子が悪い。ウォラックが怪我することが分かっていたら、獲得したかもしれない」と理由を挙げる。
では今後、大谷の相棒には誰が最適なのか――。ボリンジャー記者は「現時点では、ブロッキングがうまいチャド・ウォラックだろう」と断言する。ここまで3試合でバッテリーを組み2勝0敗も、防御率は4.50だ。それでも「相性がよかった。サイスも問題ないが、ウォラックの方がベテランだから彼を推す」と強調する。
ボリンジャー記者は、ウォラックの怪我は長引かないと見ている。「数日しか欠場しないだろう。おそらく5日間だ」と、15日(同16日)の敵地オリオールズ戦からの復帰を予想した。「長期離脱しないことはいいことだ。知っている選手と組んだ方が、オオタニの助けになると思う」。故障に苦しむエンゼルスの捕手陣。補強よりもまずは“現有戦力”の復帰に期待だ。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)