高校の硬式野球部員、10年間で4万3000人減少 1年生は“過去最少”…高野連発表
10年連続で部員数・加盟数ともに減少…軟式部員は3年ぶり増加
夏の甲子園に向けた各都道府県大会が進む中、日本高野連は今月3日、今年5月末時点での加盟校数と部員数の集計結果を発表した。硬式では10年連続で部員数、加盟校数ともに減少。昨年と比べ、部員数は12万8357人から12万7031人に、加盟校は3818校から3798校に減じた。
1982年に統計を取り始めて以降、部員数は最も多かった2014年(17万312人)と比べて4万3281人減と、加盟校数も過去最多だった2005年(4253校)と比べると455校減となっている。学年別で見ると、3年生は昨年から115人減少し4万591人。2年生は4万2604人で274人増加したが、1年生は1485人減って4万3836人。これは統計開始以降最少の数値となった。
都道府県別の部員数を見ると、東京都が9133人で最多。愛知県の6800人、神奈川県の6224人と続く。最少は鳥取県の736人。また、昨年と比べて31都道府県で減っており、最も減少したのは愛知県の130人(6930→6800人)、続いて静岡県の116人(3987→3871人)、福岡県の112人(5708→5596人)だった。
一方、軟式の部員数は昨年から44人増加の7716人で、3年ぶりの増加となった。
少子化の影響もあり高校球児の減少傾向に変わりはないが、ここ3年間は3000人前後減り続けていたところ、今年は1326人減に留まっている。減少傾向歯止めにつながるか注目したい。
(First-Pitch編集部)
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