「誰だ連れてきたのは」 2軍監督の罵声→怒りで震える体…別人になった元首位打者
ロッテで活躍した西村徳文氏【写真:町田利衣】西村徳文氏は社会人時代まで「頑張る気持ちがなかった」も一変
1981年ドラフト5位で鹿児島鉄道局からロッテに入団した西村徳文氏は、1990年に首位打者に輝いたが「頑張ろうという気持ちが全くなかった社会人までの野球人生。通用しないから2、3年で辞めるだろう」という心持ちでのプロ入りだった。しかし1年目の3月、甘い考えを一変させる出来事が起きた。
教育リーグでのことだった。内野ゴロに倒れて三塁ベンチに戻った西村氏は、信じられない声を耳にすることになる。「誰だ、こんな選手を連れてきたのは!」。声の主は高木公男2軍監督だった。
「震えるほどカーっときましたよ。でも、その一言は自分だけのことを言われている気がしなかった。自分とスカウトに対しての言葉。そう思ったらスカウトの方に絶対に恥をかかせるわけにはいかないと、今までの甘い考えが一瞬にして別人になりました。目が覚めた、衝撃的な出来事でしたね」
野球に対する考え、練習への態度、全てを見直すキッカケとなった。同じころ、飯塚佳寛2軍守備走塁コーチから「それだけの足の速さがあって何で走らないのか。この世界で生きていくにはアピールしないといけないだろう」と叱責された。それまで教育リーグで出塁してもスタートを切ろうとしなかったが、気持ちは変わっていった。
ファームの開幕スタメン外れて「頭にきた」も…肩の治療専念が奏功
(町田利衣 / Rie Machida)
Restart_西村徳文編
突然通告された“事実上の解任” 奮起促すも…3日後に激変した状況「申し訳ない」
ロッテ監督就任も「お前じゃない」 ファンから痛烈野次…幕張に漂った“不穏”な空気
横浜監督がまさかの発言「トレードどうだ?」 揺れた首位打者の心…新幹線で“直接勧誘”
監督が勝手に“年俸決定”「あり得ない」 首位打者なのに1200万円増…怒りの契約更改
自分のミスから口論勃発、怖すぎた先輩の喝 居心地悪いロッカー「とにかく1人になりたい」
監督激怒でマッサージも受けられず「若造が」 理不尽に耐え…拒否権なき首位打者の転機
ロッテから指名も「どのみちすぐ辞める」 昇給意欲ゼロ…契約金で満足したプロ野球
たった2時間半の勤務…叩かれた陰口「給料ドロボー」 求めた安定、仕方なく選んだ社会人野球
退部直訴も…監督に出されたまさかの“条件” 元首位打者の運命変えた部員20人の行動