監督が勝手に“年俸決定”「あり得ない」 首位打者なのに1200万円増…怒りの契約更改
ロッテで活躍した西村徳文氏【写真:町田利衣】西村徳文氏は首位打者でバラ色のオフのはずが「話ついてるみたいですね」
ロッテ一筋16年で通算1298安打を放った西村徳文氏は、1990年にパ・リーグ史上初めてスイッチヒッターで首位打者を獲得した。バラ色のオフのはずが……契約更改交渉の席で告げられたのは、まさかの1200万円アップ。「ひっくり返りそうになった」という“原因”は金田正一監督だった。
プロ入り時の320万円から着々と積み上げた年俸は3800万円。そこから首位打者を手に「今の時代なら一気に1億円にいく感じじゃないですか。当時は、自分の中での目標は倍増くらいでしたね」と西村氏は足取り軽く契約更改に向かった。
しかし、球団側から出たのは驚きの言葉だった。「もう金田監督と話はついているみたいですね。5000万円で」。事態を飲み込むことができず「ひっくり返りそうになりました。そんなバカな話ないじゃないですか。『いやいや、球団と僕が決めることで監督が決めることじゃないだろう』って」と衝撃を受けた。
1988年には130試合で打率.256で現状維持を予想していたが、相手の癖を見抜く力なども考慮され1000万円アップを勝ち取っていた。それなのに首位打者で1200万円アップは「あり得ない」と納得できるわけがなかった。思いを伝えると、球団側も「そうだよね」となり、結局6200万円で契約を更改した。「いかんせん5000万円からのスタートみたいになっていたので、それ以上は上がらないだろうなって」。異常事態こそ免れたものの、目標の倍増には遠かった。
チームMVPで渡された1300万円サファイアの指輪…豪快“金田伝説”
(町田利衣 / Rie Machida)
Restart_西村徳文編
突然通告された“事実上の解任” 奮起促すも…3日後に激変した状況「申し訳ない」
ロッテ監督就任も「お前じゃない」 ファンから痛烈野次…幕張に漂った“不穏”な空気
横浜監督がまさかの発言「トレードどうだ?」 揺れた首位打者の心…新幹線で“直接勧誘”
自分のミスから口論勃発、怖すぎた先輩の喝 居心地悪いロッカー「とにかく1人になりたい」
監督激怒でマッサージも受けられず「若造が」 理不尽に耐え…拒否権なき首位打者の転機
「誰だ連れてきたのは」 2軍監督の罵声→怒りで震える体…別人になった元首位打者
ロッテから指名も「どのみちすぐ辞める」 昇給意欲ゼロ…契約金で満足したプロ野球
たった2時間半の勤務…叩かれた陰口「給料ドロボー」 求めた安定、仕方なく選んだ社会人野球
退部直訴も…監督に出されたまさかの“条件” 元首位打者の運命変えた部員20人の行動