全国最大級1750チーム参加「くら寿司トーナメント」開幕 ラミレス会長が“上達3箇条”伝授

「第6回くら寿司・トーナメント2025 第19回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ星野仙一旗争奪」開会式
全国の約1750の学童野球チームが頂点を争う「第6回くら寿司・トーナメント2025 第19回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ星野仙一旗争奪」(くら寿司トーナメントポップアスリートカップ2025、NPO法人 全国学童野球振興協会主催)の開会式が、17日、大阪・くら寿司スタジアム堺で行われた。出場する関西31チームが参加し、12月のファイナルトーナメントに向けた熱戦の幕が切って落とされた。
今回はNPB通算2017安打の強打者で、元DeNA監督のアレックス・ラミレスさんが大会会長に就任。この日はあいにくの悪天候で、予定されていたキャッチボールクラシックや野球教室などは中止となったが、参加チームはラミレスさん、大会シニアディレクターの久慈照嘉さん(元阪神、中日)、佐野慈紀さん(元近鉄、中日)と撮影会を行い、「ゲッツ!」のパフォーマンスなどで盛り上がるなど華やかな雰囲気に包まれた。
開会式でラミレスさんは、いつも野球選手たちに伝えている3つのアドバイスを子どもたちに送った。「1つ目は、お父さんとお母さんの言うことをよく聞いて、家族にサポートしてもらえることに感謝すること。2つ目は学校で先生の言うことをよく聞くこと。3つ目はチームで監督・コーチの話をよく聞くこと。野球はフィールドの中だけで結果が出るものではない、家や学校でも礼儀正しく振る舞うことができれば、それが野球のプレーにも表れます」。また、大会永世名誉会長の故・星野仙一さんが生前に撮影したビデオメッセージも流され、「体力、闘争心を養い、野球を通じて社会貢献できる人になってほしい」と選手たちに語りかけた。

「くら寿司トーナメントポップアスリートカップ2025」は、全国で活動する小学生軟式野球チーム(合同チームも含む)がエントリーできる大会で、自主対戦形式によるトーナメント方式で各都道府県代表を決定。さらに各地区クライマックス(地方代表決定戦)を経て、12月に東京・神宮球場でのファイナルトーナメントで王者を決める。昨年大会は京都・伊勢田ファイターズが、2023年度優勝の新家スターズ(大阪)を破り初出場初優勝を果たしている。
■開会式参加チーム
大阪・上荘ドラゴンズ
兵庫・白金メッツ
滋賀・笠縫東ベースボールクラブ
三重・MKフェニックス
奈良・真北リトルズ
大阪・森之宮キャッスル
大阪・島本ヤンキース
大阪・千里山パンサーズ
大阪・清水ビーバーズ
大阪・南恩加島子供会野球部
奈良・磐城デンジャーズ
大阪・四宮ボンバーズ
奈良・香久山ビッグメイツ
大阪・島本ジャイアンツ
大阪・オール阪南野球クラブ
滋賀・瀬田東スポーツ少年団
奈良・三和スポーツ少年団
兵庫・北ナニワハヤテタイガース
兵庫・神津オールブラックス
大阪・寺方南フェニックス
大阪・南住吉フロッグス
大阪・南津守タイガー
兵庫・兵庫ブルーサンダーズBC
奈良・陵西サンダーズ
大阪・北池田ノースレッズ
兵庫・南落合BBC
大阪・中条ウイングス
大阪・野田ホークス
和歌山・紀州ガイナーズ
大阪・新家レパード
兵庫・川西少年野球クラブ
(First-Pitch編集部)
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