侍U-15に唯一人選ばれた中学2年生 142キロ&130m弾…巨人OBスカウト絶賛の“異次元能力”

2大会ぶり4度目のVへ…「第12回 BFA U15アジア選手権」に挑む日本代表発表
「第12回 BFA U15アジア選手権」(8月17~23日、台湾・台南市)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」U-15代表が18日、発表された。注目選手の1人が「狭山西武ボーイズ」の二刀流左腕・工藤未來(みらい)。中学2年生でただ一人、選出された。
工藤は左投げ左打ちの13歳。小学6年時に西武ジュニアに選出され、NPBジュニアトーナメントの日本ハムジュニア戦で本塁打を放った。狭山西武ボーイズでは1年秋から中軸を担い、130メートル弾を記録するなど規格外の飛距離を誇る。投手としても急成長。最速142キロの剛球を投げる。
巨人や西武、イタリア球界でプレーし、チームの会長を務める小野剛氏(巨人OBスカウト)も、その素質を絶賛。ドジャース・大谷翔平投手を引き合いに、「これまで見てきた中学生でナンバーワンです。まだ粗削りですが、大谷選手の後釜になれる存在だと思います」と語る。
昨年、同じく2年生でU-15代表に入った丹羽裕聖(愛知尾州ボーイズ)は2年連続の選出。2023年の「U-12 ワールドカップ」で活躍した駒勇佑(湖南ボーイズ)も選出された。指揮は侍ジャパンのトップチームを率いる井端弘和氏が執る。U-15監督の初陣だった昨年の「第6回 WBSC U-15 ワールドカップ」で初優勝に導いている。
アジア選手権では3度(2008、2017、2019年)優勝している侍ジャパンだが、前回の2023年大会は決勝でチャイニーズ・タイペイに敗れた。2大会ぶり4度目の優勝を目指すチームで、唯一人の2年生・工藤はどんなパフォーマンスを見せるだろうか。
(First-Pitch編集部)
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