短パンTシャツで練習、30-15のサイクル…少年野球の熱中症対策、気になる“現場の声”

子どもの熱中症対策、最も多く票を集めたのは?
日本各地で35度を超える記録的猛暑が続く中、日差しの下で少年野球の子どもたちははつらつとプレーしている。一方で、まだまだ体温調節がうまくできない幼少期の体は、常に熱中症のリスクにさらされている。厳しい環境下で、保護者や指導者はどのように熱中症対策を施しているのか。“現場の声”を知るべく、First-Pitch編集部は公式インスタグラムにおいてアンケート企画を実施した。ランキング形式で結果を見ていこう。
●4位 日焼け止め・サングラスをする 8%
「コーセー」のアンバサダーを務めるドジャース・大谷翔平投手が日焼け止めの啓発活動を行い、今夏の甲子園でもサングラスを着用した選手が何人も見られるなど、炎天下での紫外線対策は必須となってきている。
●2位 食事のメニューを工夫する 16%
暑さでの食欲減退は、よくある真夏の悩みだ。なかなか量のある食事を摂れず、また、そうめんやアイスなど冷たいものや同じメニューをよく摂るため、胃腸が弱ることもよくある。そんな時に効果的なのが“分食”。3食に加えて、不足したエネルギーや栄養素を補う少量の食事をこまめに摂っていく方法だ。食が細い子でもできる対策の1つである。
●2位 早朝or夕方など練習時間を変更 16%
練習時間をずらすという回答に加え、「短パン、Tシャツで練習OKにしています」や「メリハリですね。やりたい練習30分、休憩15分、学校授業サイクルです」という声も寄せられた。
●1位 ネッククーラーなど体を冷やすグッズ 60%
最も直接的な熱中症対策が、やはり圧倒的に多かった。手早く体の芯を冷やすことが大切なことから、購入しやすい市販の冷却グッズでの対策が多いのも当然かもしれない。
全日本軟式野球連盟では5月1日からネッククーラーを着用してのプレーを可としている。各連盟・団体においても、猛暑が当たり前になった昨今、子どもたちの体を守るための対策は急務だ。
まだまだ残暑厳しい8月。子どもたちが健康にプレーできる環境には引き続き気をつけたいものだ。
(First-Pitch編集部)
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