“中学生の甲子園”はベスト4が決定 剛腕擁する星稜中、作新学院が盤石…初出場チームも躍進

横浜クラブ打線を抑えガッツポーズする星稜中・服部成【写真:磯田健太郎】
横浜クラブ打線を抑えガッツポーズする星稜中・服部成【写真:磯田健太郎】

「第42回全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント」は14日に準決勝へ

 中学軟式野球の日本一を決める“中学生の甲子園”「第42回全日本少年軟式野球大会ENEOSトーナメント」は13日、準々決勝4試合が横浜スタジアムで行われ、春夏連覇を狙う星稜中(石川)などベスト4が出揃った。準決勝は14日に同球場で行われる。

 関東同士のライバル対決となった相陽クラブ(神奈川)と上一色中(東京)の一戦は、互いに無得点のまま延長(7回制)タイブレークにもつれ込み、8回に1点を先取された相陽クラブが、その裏2点を奪い返して逆転サヨナラ勝ち。上一色中は、今年4月に死去した西尾弘幸元監督に捧げる2度目の日本一には惜しくも届かなかった。

 春の全国大会「文部科学大臣杯 第16回全日本少年春季軟式野球大会」で優勝した、剛腕・服部成投手(3年)を擁する星稜中(石川)は横浜クラブ(開催地)を、春準優勝の作新学院中(栃木)は弘前南BBC(青森)を、それぞれ破って4強入り。また、創部3年目で初出場のCLOVERS MIYAZAKI(宮崎)が、同じく初出場の相双選抜(福島)に完勝してベスト4入りを果たした。準決勝は相陽クラブと作新学院中、CLOVERS MIYAZAKIと星稜中が対戦する。

試合結果

◎1回戦(11日、12日)
相陽クラブ(神奈川) 7-2 南空知ベースボールクラブ(北海道)
上一色中(東京) 2-0 明徳義塾中(高知)
弘前南BBC(青森) 8-0 鹿児島育英館中(鹿児島)
作新学院中(栃木) 6-0 東風平中(沖縄)
相双選抜(福島) 8-3 日高オールスターズ(和歌山)
CLOVERS MIYAZAKI(宮崎) 4-3 関西学院中(兵庫)
星稜中(石川) 13-0 周南クラブ(山口)
横浜クラブ(開催地) 2-0 東海大付属静岡翔洋中(静岡)

◎準々決勝(13日)
相陽クラブ 2-1 上一色中
作新学院中 5-1 弘前南BBC
CLOVERS MIYAZAKI 9-0 相双選抜
星稜中 7-0 横浜クラブ

(First-Pitch編集部)

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