東海中央ボーイズが中学硬式“真の日本一” オール岡山ヤングとの熱戦制し5団体の頂点に

3rdエイジェックカップで優勝を果たした東海中央ボーイズ【写真:加治屋友輝】
3rdエイジェックカップで優勝を果たした東海中央ボーイズ【写真:加治屋友輝】

中学硬式野球「3rdエイジェックカップ」決勝…最終回に決勝点

 中学硬式野球5リーグの覇者が“真の日本一”の座をかけて戦う「3rdエイジェックカップ 中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ」は29日、神宮球場で決勝戦が行われ、ボーイズリーグ代表の東海中央ボーイズ(愛知)がヤングリーグ代表のオール岡山ヤング(岡山)を1-0で下して初優勝を飾った。

 東海中央は初回1死二、三塁も後続が倒れて無得点。2回以降も走者を出しながら好機を生かせなかったが、7回1死三塁から狩野蓮義(3年)が右越え三塁打を放って均衡を破った。先発左腕の河村真汰(3年)は2回1/3無失点。小刻みな4投手の継投で最後まで得点を許さなかった。

 初出場で初優勝。竹脇賢二監督は「最高です。最高のグラウンドで最高の結果を出せてうれしい。ようやくたどり着いた舞台で選手がよく頑張ってくれた」と声を弾ませた。

 オール岡山は初回無死一、二塁のチャンスを作るも無得点。5回1死一、二塁の好機も併殺で逃した。先発の大内義心(3年)は4回1安打無失点。2番手の井澤佑馬(3年)も粘りの投球を見せたが、7回につかまった。

 ヤングリーグ勢で初めて決勝まで進出したが、頂点にはあと一歩届かず。高橋貫寛監督は「守りは予定通りでしたけど、送りバントが決められず、あと1本が出ませんでした」と悔しさをにじませた。

 中学硬式野球界の“垣根を越えた”発展を目標に掲げる頂上決戦。昨年まで決勝は甲子園で行われていたが、今年は神宮で初開催となり、その節目に相応しい熱戦だった。

(First-Pitch編集部)

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