盗塁成功率が劇的に変わる「3段階動作」 “地面反力”で速くなるスプリントドリル

3段階の動作が走力を劇的に変化させる
盗塁は得点圏に走者を進めることを目的とし、小学校世代でも有効な戦術だ。チームとして成功率を上げられれば、得点の可能性は大きく広がる。西武で4年連続盗塁王に輝いた片岡易之(当時、現・保幸)さんをサポートしたプロトレーナー・安福一貴さんが紹介する、走力アップトレーニングが「スティフレッグバウンス」。聞き慣れないトレーニングの極意は「3段階の動作」をつなげることで、それにより推進力アップを導くという。
まず1つ目の動きは足と膝を固め、股関節だけを動かして前進。2つ目は、スキップに近い動きの「バウンディング」。そして最後に、バウンディングから滑らかにダッシュに移行する。安福さんはポイントとして、3つの動作を分断せず「柔らかく、つないでいく」ことが大切だと解説する。
練習の狙いとしては、「(地面を)叩く力を推進力や前方への力に結びつける」ことにある。“走り”に大切な要素を分解し、それぞれの動きを結びつけることで、走力アップに繋がる技術を習得できるという。
「盗塁の成功率を上げる」といっても、闇雲に走るメニューを増やすだけでは、目的に近づくことはできない。安福さんの経験に基づいた、“根拠あるランメニュー”を日々積み重ねることで、“盗塁成功”という道筋が照らされるだろう。
(First-Pitch編集部)
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