足が遅い原因は“狭い股関節” 試合前に効果的…元甲子園球児お勧め「お尻ストレッチ」

“走りのプロ”が伝授…足が速くなる「お尻ストレッチ」の基本動作と注意点
野球で活躍するための、重要な要素の1つが「足の速さ」。スピードを備えることは、あらゆる場面で大きな武器になる。福井商で甲子園に2度出場した後に陸上競技の道へ進み、ランニングトレーナーとして活躍する村田和哉さんに、足を速くするための「お尻ストレッチ」を教えてもらった。
足を速くするには「股関節の準備」が必要不可欠だという。股関節の可動域が狭いと、走る際に足が十分に上がらずストライドも伸びない。村田さんは「お尻ストレッチ」の前に自身の“状態”を知るために「事前に足踏みをして足の上がり方を確認すること。『今日は足が重いな』などといった感覚を掴んでおくと、ストレッチ後の変化が分かりやすい」と説明する。まずは自身を知ることが大事になる。
次に本格的なストレッチ法を紹介。まずは片膝を立て、その足を外側に倒し体と平行になるように地面につける。この体勢から上体を前に倒しながら約20秒間キープする。息は止めず、リラックスしながら行うのがポイントだ。
重要なのは、お尻を地面につけないこと。つけてしまうとストレッチ効果が薄れてしまうの。股関節が硬い人は「かかとを内側に引くと少し楽になります」とアドバイスを送る。
このストレッチを毎日継続することで、股関節の可動域が広がり、足が地面から高く上がるようになる。ストレッチ後に足踏みすると、足の上がり方や軽さが違っていることを実感するはずだ。試合前のウオーミングアップに取り入れることで“走る準備”は整っていく。
(First-Pitch編集部)
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