頑張って走っても「前に進まない」のはなぜ? 素早い“入れ替え”が身に付く3拍子ケンケン

ランニングトレーナーの村田和哉氏【写真:伊藤賢汰】
ランニングトレーナーの村田和哉氏【写真:伊藤賢汰】

ランニングトレーナーの村田和哉氏が推奨…足が速くなる「3拍子入れ替え」

 足が速くなるフォーム習得は、野球のプレー向上に直結する。福井商で甲子園に2度出場し、現在はランニングトレーナーとして活躍する村田和哉さんが伝授するのは「3拍子入れ替え」というドリルだ。フォーム改善に大きな効果をもたらし、走力アップにつながるという。

「3拍子入れ替え」の基本姿勢は片足立ちのバランス体勢から始まる。「ポイントは軸足の膝を曲げずに真っすぐ立つこと。上げた足はへその位置まで膝を上げることです」。この形を作ったら、姿勢を崩さずに片足で3回連続ジャンプする。「ケン、ケン、ケンという風に片足で弾みながら、足も入れ替えていく」のがポイントになる。

 特に重要なのは足の入れ替えのタイミングだ。「着地した時に、もう一方の足は最初の形に戻っているように」と強調する。着地した瞬間に素早く、入れ替えた足の膝がへその高さまで上がっていることが重要になる。

 このドリルで意識するのは「タイミング」。村田さんは「最初の1、2回はできても、そこから遅れ始めます」と指摘する。実際の走りでも同様の現象が起きるという。「歩数が重なるほど、頑張っても進まない走りになる」状態に陥りやすい。

 このドリルはタイミングを掴む感覚を養うものだ。「小学校低学年でも全然できます」と村田さん。1セットで10回を行うのが目安だ。「速く走りたいのに思うように足が進まない」と悩む少年少女は、試してみてはどうだろうか。

(First-Pitch編集部)

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