【全選手紹介】日ハムJr.投手陣は“バリエーション豊富” 打線も強力…吉田監督が描く青写真

昨年は準優勝、2011年大会以来2度目の優勝を目指す
小学5、6年生によるジュニアチームNo.1決定戦「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2025」が26日から神宮球場と横浜スタジアムで開催される。21回目の開催となる今年は、計16のジュニアチームが出場。4日間、日本一の座をかけて戦う。パ・リーグインサイトでは、同大会に出場するパ・リーグ6球団のジュニアチームを紹介。北海道日本ハムファイターズジュニアの、チームの強みや注目選手などを聞いた。
ファイターズジュニアは、道内野球チームで活動する小学5、6年生で結成。これまでに12人のプロ野球選手を輩出した。2025年度は約350人の応募があり、1次(動画選考・デジタルチャレンジ)、2次、3次、最終と計4回のセレクションを経て16人を選出。今年は「愉しむ」をテーマに選手、保護者、チームスタッフ全員で2011年以来の優勝を目指す。選抜選手16人は以下の通り。
1.川内谷遥泰(かわうちや・はるや)余市強い子野球スポーツ少年団・後志支部
「キレのあるストレート、クロスファイヤー」
2.宮下蓮(みやした・れん)前田リトル・札幌支部
「長打力のあるバッティング、強肩、大きな声でチームを盛り上げます!」
5.中野仁介(なかの・じんすけ)幌南ファイターズ・札幌支部
「複数ポジションをこなす器用なところ」
6.丹場泰生(たんば・たいせい)東16丁目フリッパーズ・特別枠=キャプテン
「チームを引っ張る声」
7.樋口聖良(ひぐち・せら)釧路ゴールデンモンキーズBBC・釧路支部
「バッティング」
8.伊賀涼茉(いが・りょうま)扇山レッドペッカーズ・上川支部
「肩の強さ」
10.近藤舞弥(こんどう・まいや)東札幌ジャイアンツ・札幌支部
「視野が広く周りを見られること、状況に応じたバッティング」
11.井上峻之介(いのうえ・しゅんのすけ)本郷イーグルス・札幌支部
「力強いピッチング」
13.柳谷一桜(やなぎや・いっさ)岩見沢学童野球クラブ・空知支部
「守備範囲と肩の強さ」
18.吉田晴(よしだ・はる)岩見沢学童野球クラブ・空知支部
「サイドスローから投げるピッチング」
21.徳田隆之介(とくだ・りゅうのすけ)東16丁目フリッパーズ・特別枠
「バッティング、バント、セカンドスロー」
22.今田善(いまだ・ぜん)札幌オールブラックス・特別枠
「堅実な守備とスピード」
23.佐藤七音(さとう・ななと)黒松内スターズ・後志支部
「守備」
35.新垣祈龍(しんがき・きりゅう)元世名城ジャイアンツ
「バッティング、守備」
36.小松絆人(こまつ・ばんり)そらちJBCベアーズ・空知支部
「守備」
99.岩野崇來(いわの・たから)夕張ダイヤモンドスターズ・空知支部
「勝負強さ、足の速さ、球速」
吉田監督「積極的に動いていく攻撃が魅力」
チームスタッフは以下の通りだ。
代表・大塚豊(2010〜2016日本ハム)
監督・吉田侑樹(2016〜2020日本ハム)
コーチ・須永英輝(2004〜2010、2015〜2016日本ハム・2011〜2014巨人)
コーチ・谷口雄也(2011〜2021日本ハム)
トレーナー・大日向純
吉田監督はファイターズジュニアチームについて「キャプテンの丹場を中心に一人ひとりが状況に応じたプレーができるチームです。さまざまなタイプの強力な投手陣と全員で得点を取りにいく攻撃陣が今年の強みです」と話し、注目選手については「投手では、打者を圧倒する投球の岩野選手。野手では、長打やチャンスでの一打を打つ樋口選手に注目していただきたいです」と期待を込めた。
NPBジュニアトーナメントへ向けて、吉田監督は「私たちの目標はもちろん優勝です。ですが選手たちには、野球の技術だけではなく『ファイターズのユニホームに袖を通すこと』にどんな意味があるのか、ということも伝えています。中学、高校以降も注目され続けること、この先の人生を野球人としてだけではなく“ひとりの人間”として成長していくこと、そして応援されること。ジュニアチームスタッフ一同、共にする時間のなかで想いを伝え続けたいと思っています。選手たちが大きく成長しプロ野球の世界に来ることを願い、青写真を描きながら選手たちの背中を押し続けたいと思います」と意気込みを語った。
◯NPBジュニアトーナメント
「子どもたちが“プロ野球への夢”という目標をより身近に持てるように」との思いから日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団が主催し開催する、小学5・6年生による軟式野球の全国大会。NPB12球団、NPBファーム公式戦参加2球団、日本独立リーグ野球機構加盟2リーグによって選抜・編成された計16のジュニアチームが、プロ球団本拠地のスタジアムを舞台に日本一の座をかけて戦う。これまで数多くのプロ野球選手が輩出された「プロの登竜門」ともいえる大会で、今年で開催は21回目。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
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