山本由伸が考える“2種類の緊張” 「潰されそう」な場面を突破する勝者のメンタリティ

山本由伸が明かす…緊張する場面でも力を発揮する方法
ドジャース・山本由伸投手は、2025年のワールドシリーズで3試合に登板し、3勝をマークしてMVPを受賞。ブルージェイズに王手をかけられてからの第6、第7戦で勝利投手になるなど、精神面の強さも光った。しかし、自身は「緊張に潰されそうになる」と本音を明かす。
山本は24日、ナイキ原宿店で開催された「WINNER’S MIND YOSHINOBU YAMAMOTO TALK SHOW」に出演。昨年のパフォーマンスや自身の子どもの頃などについて語った。MCを務めた元日本ハムの杉谷拳士氏から「勝つためのメンタルの作り方」を問われ、「自己分析では強い方ではないと思います。毎日緊張して繊細なところもある。強い人間とは思わないですし、緊張に潰されそうになる」と述べた。
昨年のワールドシリーズでは、初戦を落として迎えた第2戦で1失点完投勝利。中1日での第3戦は延長18回の激闘になり、山本はブルペンに入って登板に備えた。2勝3敗での第6戦は6回1失点で勝利をもたらし、第7戦は“中0日”で救援登板し2回2/3を無失点。チームが苦境を迎えた中で力を発揮し、2年連続世界一に貢献した。大舞台で好投を演じた背景には、マウンドでの気持ちの持ち方もあるようだ。
「緊張は何種類かあると思う。自信のない緊張と、プレッシャー的なアドレナリンが出てくるような緊張がある。日々練習して自分に力がついている状態だったら、どれだけ緊張しても自信をもってマウンドに立てる。練習せず力がない状態なら、打つ手がない悪い緊張になる。緊張するたびに、毎日丁寧な生活と練習をしておかないと、と思います」
超一流選手でも壁にぶち当たったり、落ち込んだりする時はある。そんな時、どのように気持ちを切り替えるのか。「うれしい瞬間は一瞬。そこが注目されがちですが、練習はつらいし、失敗もある。一流選手でもつらい時期があり、失敗の方が多いと思います。でも、先に大きな目標があれば失敗した時も反省になり、挫けることはない。強く目標を持つことだと思います」と力を込めた。
日々の努力が、緊張を自信に変える。高い目標を掲げていれば、失敗が肥やしになる。山本の“勝者のメンタリティ”は、多くの野球少年少女の参考になるはずだ。
(First-Pitch編集部)
球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。
■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/