今ならわかる助っ人の気持ち「何しに来たんや、と」 40歳で再認識した“野球の真髄”|荻野貴司のチェコ通信~Hra!~#9
ブルノにあるバーで店主のバイクを借りてちょっと息抜き【写真:本人提供】荻野貴司が届ける連載・第9回…納得のいかないシーズンで気づいたアレコレとは
40歳にして新天地チェコでの挑戦に乗り出した荻野貴司外野手。強豪ドラツィ・ブルノの一員として、4月に開幕した国内リーグのエクストラリーガでプレーする日々は、真新しさと驚きに溢れていた。だが、時はあっという間に過ぎ、プレーオフを経て9月6日に閉幕を迎えた。
「荻野貴司のチェコ通信~Hra!(フラ!)~」第9回は、国内リーグ連覇を逃し、3位に終わったチームの様子、そしてチェコ野球に触れて得た気づきなど、楽しいだけではなかった今シーズンについて、荻野が率直な心の内を吐露する。
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日本の皆さん、こんにちは! 一足先にチェコ・エクストラリーガでは2026年シーズンが終了しました。僕たちドラツィはレギュラーシーズンで3位となり、27度目の優勝を目指してプレーオフに臨みましたが、準決勝で敗退。決定戦を経て、最終順位も3位となりました。
国内最多26度の優勝を誇るドラツィにとって、3位という結果は納得のいかないもの。球団公式インスタグラムには、3位決定戦後に首に銅メダルをかけながらも硬い表情をした選手たちの様子が公開されていましたが、やはり優勝にこだわる気持ちは強いようで、終わった直後から「来年は絶対に金メダル(優勝)だぞ!」と早くも王座奪還に目を向けていました。
準決勝では、同じブルノを本拠地とするフロシと対戦し、初戦に勝利したものの、そこから3連敗。フロシはシーズンを通して安定感のある戦いをしていましたが、投打ともに勢いがあった。さらに言えば、僕らドラツィはミスが目立ち、負けるべくして負けた感も否めません。野球とはミスした方が負けるスポーツ。そこはチェコでも日本でも変わらない基本だと感じています。
イーグルス・プラハとの3位決定戦は、少し実力差もあったのでドラツィの2連勝で終えましたが、正直なところ、チーム全体としての士気は高くはありませんでした。準決勝で全てを使い果たしてしまったというか、優勝以外はすべて同じと考えているのか。ただ、シーズンの最後を勝利で締めくくるのと、負けて終わるのとでは全然違う。どんな形でも最後に勝てたのは良かったです。そして、僕個人の話もお伝えします。
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