「日本で少しでも長く」―1年でNPB復帰、DeNAで先発転向に挑む助っ人の思い
DeNAに新加入のバリオス、「第2の故郷」日本でプレー続行を希望
DeNAに新加入したエディソン・バリオス投手は、今季開幕ローテを狙う先発投手としてキャンプに臨んでいる。2011年途中から5年半を過ごしたソフトバンクでは主に中継ぎとして活躍したが、昨季1年を過ごしたBCリーグ富山で先発に“再転向”。その過程は決して簡単なものではなかったが、NPB球団との契約を勝ち取るための努力が実を結んだ。
関西独立リーグを経て、ソフトバンク入りしたベネズエラ出身右腕は、元々先発として契約したが2014年に中継ぎに転向。翌2015年にはNPB記録に並ぶ17試合連続ホールドを達成するなど実績を残した。だが、2016年は不調を極めて、シーズン終了後に退団。それでも「第2の故郷」と思うほどになった日本で、NPBでプレーし続けたい気持ちは変わらなかった。
「もう一度NPBでプレーするには、日本でプレーし続けることが近道」
そう考えたバリオスは、昨季BCリーグ富山でプレー。チーム事情で先発に再転向する時も「起用法の選択肢が増える」と前向きに捉えた。