フライボール革命【意外と知らない野球用語】
フライボール革命
「フライを打ち上げる方が、よりヒットの確率が上がる」という考え方。MLBで「スタットキャスト」と呼ばれるボールの打球角度や速度を数値化するシステムが2015年から導入され、いち早くチームとして取り入れたアストロズが、ワールドシリーズを制覇したことからメジャーで広まっていった。
打球速度が時速158キロ以上、打球角度が26度~30度で上がった打球が最もヒットやホームランになりやすいとされ、この領域を「バレルゾーン」と名付けた。考え方が広まった2017年から、MLBでは年々ホームランが増え、2019年には年間6776本塁打を記録。その一方で、年間の三振数が増えるなどマイナス要素も懸念されている。