プロ輩出の羽田ポニー監督も絶賛 3種の変化球操る“守備職人”な女子中学生とは
今年から羽田アンビシャスに所属した中学1年生の福田美羽さん
高いレベルの女子中学生を発見した。今年、ヤクルトから3位指名を受けた柴田大地投手(日本通運)を輩出したポニーリーグの強豪・羽田アンビシャス。今年からチームに所属する福田美羽さんは中学1年生ながら、投げては綺麗なフォームから最速95キロの直球を、守っては軽快なフィールディングを見せる。
3歳上の兄の影響で野球を始めた福田さんは、中学から硬式野球をスタート。ブルペンに入ると、最速105キロの直球に加えてカーブ、チェンジアップ、スプリットなど多彩な変化球を披露した。ただ、1番自信があるのは守備だという。主に三塁を守り、軽快なグラブさばきを見せる。憧れはヤクルトの村上宗隆内野手だ。「打球への入り方や、リズムが大事なので意識しています」と守備に対するこだわりも強い。
監督を務める武島信幸氏は、「度胸がいいし、守備もうまい。いずれはAチームに」と評価。守備では、速い打球に対しても腰を引かずに果敢に捕りにいく姿も魅力の1つだ。
将来の目標は甲子園の舞台に立つこと。8月に甲子園球場で行われた第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝戦で、力投する島野愛友利投手(兵庫・神戸弘陵)を見て「自分もあそこに立ちたい」と強く感じたそうだ。
現在は毎日の筋力トレーニングとランニングのほか、週に2回ほどジムに通い初動負荷トレーニングも取り入れ始めたという。「野球が遊びですね」と笑みを浮かべる福田さんの今後の活躍に注目したい。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)
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