決勝は両チームで計11発の乱打戦、優勝は中日Jr. “未来のNPB戦士”の戦いに幕

ドラゴンズジュニアが4年ぶりとなる史上最多4度目の優勝を果たした【写真:川村虎大】
ドラゴンズジュニアが4年ぶりとなる史上最多4度目の優勝を果たした【写真:川村虎大】

ドラゴンズジュニアの優勝は2017年以来4年ぶり4度目

 小学生の軟式野球大会「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2021」は30日、大会最終日を迎えた。神宮球場で準決勝2試合、決勝1試合が行われ、中日ドラゴンズジュニアの2017年以来4年ぶり4度目の優勝で幕を閉じた。

 28、29の両日に神宮球場と横浜スタジアムで行われた予選を勝ち上がった4チームが、トーナメントで争った。準決勝1試合目は、ドラゴンズジュニアの1番・小久保颯弥くんが決勝の満塁本塁打。小学生用の柵を遥かに越え、左翼スタンドに飛び込む特大弾だった。対する福岡ソフトバンクホークスジュニアも島尻琳正くんが1試合2発を放つなど猛攻を見たが、タイブレークの延長8回に勝負が決した。

 準決勝2試合目は、東北楽天ゴールデンイーグルスジュニアの打棒が光った。読売ジャイアンツジュニア初の女子選手・濱嶋葵さんを捉え、5回まで毎回の11得点。大会特別規定により6回コールドで快勝した。

 決勝は怒涛の打ち合いに。両チーム合わせて11本塁打。試合を決めたのは、ここまで無安打だったドラゴンズジュニアの4番・堀田将大くんだった。前日29日の試合後、湊川誠隆監督とマンツーマンで素振りをしたのが実を結び、同点の6回1死満塁で中越えの勝ち越し弾。試合後、湊川監督の目には光るものがあった。大会の全15試合で51本の本塁打、決勝トーナメントだけでも19発。小学生とは思えないハイレベルな戦いが見られた3日間だった。

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