都内で“硬式も打てる”室内練習場 進路選択もサポート、目指すのは「少年野球の相談所」

都内では珍しい硬式も使える「オードヴィーボールパーク」【写真:荒川祐史】
都内では珍しい硬式も使える「オードヴィーボールパーク」【写真:荒川祐史】

緒方将介GMは野球指導の他、保護者からの進路相談にも乗る

 東京都江東区に、硬式球も思う存分打てる室内練習場がある。施設を管理するのは全国大会常連だった中学硬式野球チームの元監督で、全日本のコーチも務めた緒方将介GM。練習場所だけにとどまらない「少年野球の相談所」を目指している。

 都内では珍しい硬式も使える「オードヴィーボールパーク」には室内練習場の他に、もう1つの“顔”がある。野球の技術や進路の相談場所。施設の責任者を務める緒方氏が明かす。「ここに来る子どもたちの保護者から、よく相談を受けます。打ち方をアドバイスしてほしいといった依頼や、シニアとボーイズの違いを教えてくださいという質問など様々です。特に多いのは、小学校6年生のお子さんがいる保護者からの進路相談です」。

 なぜ、施設責任者に進路相談するのか。それは、緒方氏の経歴に理由がある。首都圏にあるシニアの監督としてチームを何度も全国大会に導き、2016年からは3年連続でシニア日本代表のコーチを務めた。

 監督を退いて施設を管理する立場になってからは自身の経歴を口にすることはほとんどなかったが、施設を利用する子どもに技術を磨くアドバイスを送り、保護者にシニアやボーイズの事情を詳しく説明しているうちに「ただの施設責任者ではない」「相談に乗ってもらえる練習場所がある」と人づてに話が広がっていった。

4月には中学生対象の野球塾を開校、園児への施設開放構想も

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