投手・大谷から初安打、33歳敵打者の目「彼はまだまだいい選手になる」
アスレチックスのジョイスに聞く自身の今と新星・大谷
二刀流として大きな注目を浴びているエンゼルス大谷翔平。その初登板となった4月1日(日本時間2日)のアスレチックス戦で初安打を記録したのは33歳のベテラン、マット・ジョイスだった。アスレチックスが2回に挙げた3点の呼び水となるヒットを放つと、次打席も四球で出塁。投手デビューの23歳を苦しめた一人だった。
長らくレイズでプレーし、エンゼルス、パイレーツを経て昨季アスレチックスに加入。その2017年シーズンにキャリア最多の25本塁打を放った。2011年にオールスターにも出場しているジョイスに自身の現状や、今季同地区の球団に加入した大谷について話を聞いた。
――6日(日本時間7日)のエンゼルス戦では今季初ホームランを記録した。
「とりあえず1本出たのはよかったよ。野球は、あまりホームランを打とうと思って打てるもんじゃない。いい打席を重ねて、強い打球を打ち続ける。プホルスも言っていたが、流し打ちをする、二塁打を打つ先にホームランになることがあるぐらいに考えている。考え方をシンプルにしているよ」
――経験がものをいう?
「間違いない。たくさんの要素が影響している。試合の前から、球場への入り方、気持ちの上げ方、毎日成長しようという気持ち、打撃コーチと共に小さな変化を加えていくことなどなど。去年はデービスやアロンソとプレーしてみて、彼らの毎日の習慣を見て勉強した。自分自身にとっていいキャリアにするために日々成長を意識しているよ」