西武・中村剛也に迫る前人未到の「2000」とは? パ打者が今季達成しそうな記録
おかわり君は450号まであと8…見えてきた史上初の2000三振
今季に“節目”がかかる選手は、打者にも多くいる。ここではパ・リーグの打者が今季達成可能な記録を見ていきたい。
西武の主砲を張り続ける中村剛也内野手は、通算6度の本塁打王と4度の打点王を獲得した、近年のNPBを代表する長距離砲。史上14人目の450本塁打まであと8本に迫り、今季中にまた一つ大きな勲章を手にしそうな気配だ。また、故障などによる離脱さえなければ、2000試合出場も十分に達成可能な数字となっている。
また、昨季までに1914個の三振を記録しており、清原和博(元オリックス)が持つNPB記録、1955三振まで残り41。そして、前人未到の通算2000三振にもあと86と迫っている。三振数は打者にとってマイナスの記録でこそあるが、この数字はホームランバッターとして長きにわたって活躍し、フルスイングを続けてきた証でもある。今季の中村は2つの側面で、NPBの歴史にその名を刻んでくれそうだ。
その中村と同期入団の盟友である栗山巧外野手(西武)も、史上17人目の1000四球まで残り29、史上15人目の400二塁打にも残り19と、2つの希少な記録に迫っている。選球眼の良さは言うに及ばず、2019年から2年連続で20本以上の二塁打を記録した栗山選手なら、いずれも十分に到達可能な数字だ。2022年は、西武を支えてきた「骨と牙」の2人が、それぞれ希少な記録を達成する年となるかもしれない。