9分割&金曜限定のプラスα 大阪桐蔭元主将が提案、打撃上達に直結する2種類の素振り
高低と内外角でストライクゾーンを9分割、それぞれ10回振る方法を提案
大阪桐蔭高で主将を務め、現在は「ミノルマン」の愛称でYouTubeや野球塾で技術を伝えている廣畑実さんが、少年野球の子どもたちに向けて打撃が上達する素振りのやり方を実演した。正しい素振りは打力アップに加えて、調子の波を抑えられるという。試合前日に取り入れてほしい素振りも紹介している。
「素振りの仕方を間違えると打撃は上達しません」。廣畑さんは素振りの大切さを強調する。ただ、毎日バットを振っても、やり方が間違っていると打席での結果は期待できない。
廣畑さんがバットを手にして解説した素振りの方法は、ストライクゾーンを高低と内外角で9分割し、全ての高さとコースを1か所ずつ、それぞれ10回振る方法だ。常に投手を頭の中に描きながら、右打者であれば、外角は右翼方向、真ん中は中堅、内角は左翼とコースによって打球を打ち分けるイメージでバットを振る。
大阪桐蔭時代はもちろん、小、中学生の頃も毎日素振りをしていたという廣畑さん。9分割した全ての高さとコースを意識してバットを振る日課に加えて、育成世代の子どもたちに勧めているのが「金曜日の素振り」だ。土日に試合をする選手が多いことから「金曜日のスイングを間違えると、試合に影響が出ます」と注意を呼び掛ける。