悪送球招くのは「投げ方以外に問題点」 元燕の名手が悩める子どもに“最適解”

オリックスやヤクルトなどでプレーした大引啓次氏【写真:伊藤賢太】
オリックスやヤクルトなどでプレーした大引啓次氏【写真:伊藤賢太】

大引啓次氏がオンラインイベント、少年野球の子どもたちの質問に回答

 守備の名手が、少年野球の子どもたちに直接アドバイスを送った。オリックスやヤクルトなどでプレーした大引啓次氏は19日、オンラインイベントを開催。内野手が送球を安定させるポイントを説明した。悪送球は投げ方ではなく、捕球や準備に原因が見つかるケースもあるという。

 オリックス、日本ハム、ヤクルトで通算1288試合に出場した大引氏は主に遊撃手を務め、守備の名手として知られている。プロ野球選手や指導者ら各分野の専門家が野球上達のきっかけを伝える動画サービス「TURNING POINT」に出演している大引氏は、サービスを利用している会員限定のオンラインイベントで、参加者の質問や悩みに1つ1つ回答した。

 イベントでは守備に関する悩みが多数寄せられた。「送球が安定しない」「悪送球してしまう」といった課題に直面する少年野球の内野手に対し、大引氏は「投げ方以外の問題点」を指摘した。

「内野手は送球までが仕事で、捕球と送球はセットです。私の野球観では、暴投するのは投げる動きよりも、捕る時に欠点があるのではないかと思っています。そして、上手く捕球できない原因は、打球へのアプローチの仕方やスタートに問題があると考えています」

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