燕・村上の弟や昨年のスーパー1年生、通算64発の両打ち大砲… 今夏甲子園の注目選手
大阪桐蔭に強力“3本柱”、京都国際・森下&近江・山田は投打で注目
6日に開幕する第104回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)に出場する49代表校は7月31日に全て出揃った。3度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭など見所の多い大会の注目選手を紹介する。
大阪桐蔭はタレントも目白押しだ。投手では川原嗣貴(3年)、別所孝亮(3年)、前田悠伍(2年)と甲子園を経験した3人が健在。近江との選抜決勝で7回11奪三振と好投した前田は、大阪大会決勝でも履正社相手に8回無失点投球を見せた。野手では選抜2本塁打の松尾汐恩捕手(3年)が大阪大会で3本塁打、同2発の海老根優大外野手(3年)も大阪大会準々決勝で一発を放っている。
京都国際の左腕・森下瑠大投手(3年)は打撃も非凡な二刀流。昨年、春夏の甲子園を経験し、夏は初戦の前橋育英戦で4安打10奪三振完封勝利を挙げるなど、チームのベスト4進出に貢献した。今春の選抜大会はコロナ禍により出場辞退となったが、夏の京都大会決勝では龍谷大平安を相手に6回1失点、逆転2ランを放つなど投打に躍動した。
近江(滋賀)の最速149キロ右腕・山田陽翔投手(3年)は昨夏の甲子園で4強、今春の選抜で準優勝に導いた大黒柱。選抜では準決勝の浦和学院戦で死球を受けて左足を痛めながらも延長11回完投し、勝利に導いた。夏の滋賀大会は決勝の立命館守山戦で12奪三振完投。昨夏の甲子園では神戸国際大付との準々決勝で本塁打を放つなど打撃も注目されている。