WBCに集まる懐かしの顔…世界に散る“元助っ人” 引退決意の大砲は有終の美なるか
バレンティンはオランダ代表入り…現役最後のプレーに?
2017年以来、6年ぶりに行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)には、過去にパ・リーグでプレーしていた外国人選手たちも多く参加している。台湾代表では、2015~20年までロッテでプレーし、「チェンチェン大丈夫」のフレーズでも親しまれた陳冠宇投手(登録名:チェン・グァンユウ)、2016年に西武でプレーしていた李振昌投手(登録名:CC・リー)が選出された。
キューバ代表には、昨季までソフトバンクでプレーしていたアルフレド・デスパイネ外野手、ジュリスベル・グラシアル内野手が揃って選出。デスパイネは4大会連続の参戦となる。2017年にロッテでプレーし「走り打ち」が代名詞となったロエル・サントス外野手も選ばれた。
そして、キューバから亡命していた選手の代表参加が許されるのに伴い、2017年に日本ハムでプレーしていたヤディル・ドレイク外野手もメキシコ国籍ながら初招集されている。
この2か国と同じく、台湾開催のプールAに入ったオランダ代表では、2020~21年までソフトバンクに在籍していたウラディミール・バレンティン外野手が3大会連続で代表入り。今大会を最後に現役を退く意向を示しているだけに、東京ドームで行われる準々決勝ラウンドで日本のファンの前に凱旋し、有終の美を飾ることはできるのだろうか。
また、プールCでは昨季、ロッテで中継ぎ陣の一角を担ったタイロン・ゲレーロ投手がコロンビア代表に。メキシコ代表には昨季までオリックスでプレーしていたセサル・バルガス投手、同じくオリックスに2019年に在籍していたジョーイ・メネセス内野手が選ばれている。